OMStory 2 -41(TY☆JH編)ー別れ道ー



「あ、ここでいいよ。ありがとう。」

さすがに、
マンション前まで送ってもらう訳にはいかない
もしも、ジュノが出てきたりしたら……
…ちょっとややこしいから



私は車を降りた


ユウコ「お嬢様またね~♡」


オク君も
一応、運転席から出て私を見送ってくれる
…勿論、目を合わせようとはしないけど


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オク「…じゃぁ……。
あ、ユウコ、助手席来いよ!」

オク君は、すぐに運転席に戻り
ユウコさんと話出した


ユウコ「えー!面倒くさい!」


オク「お前、社長待遇かよ!降ろすぞ。」



二人のそんなやり取りを、傍観している時…
私の後ろから、ジュノの声がした…



ジュノ「センセーーー♪
やっぱりもう来てたんだ♪携帯鳴らしたんだぜー?(`ε´)」

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振り向くと、
車の横で突っ立っていた私の元に
ジュノが駆け寄ってきていた


ジュノは車のオク君に気がついていないんだ!



ジュノ「ごめん!今日兄さん、急に仕事入っちゃったんだ。センセ、電話でないし、こっち来てると思って……」

ジュノは、優しい。
だから駅まで私を迎えに来てくれたんだ




でも、その瞬間………

助手席に移ろうと出てきたユウコさんと

運転席のオク君と

ジュノの

三人の視線が交わった




ユウコさんは、キョトンとしている
そりゃそうよね…
家庭訪問的ってこんな青年に会いに行くの、
おかしいでしょ?


ジュノは、何故ってビックリしたようだったけど、すぐに平然な顔をした


オク君は、私とは目を合わせない…
ただ、無表情でジュノを見ていた


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きっと私、今日の運勢は大凶だ……





固まった空気を一番に崩したのは、ジュノだった


ジュノ「先生、電話出ないから迎えにきたんだよ!舞台の通し稽古の場所変更になったんです。
もう皆待ってますから。」

は…い?


ジュノの勘によるとっさの判断に、
固まる私を見て、
ジュノは隠れて小さくウィンクした



「あ…、うん。わかった」



ユウコ「あ、なーんだ学生さん!
一瞬デートの約束かなんて思っちゃって焦ったよ~あはは♪芸大って舞台とかもするんだ♪」


ジュノ「あ、こんにちは!はじめまして。」


ユウコ「こんにちは♪」



ユウコさん、私よりも何でもはっきり言う人…
そして素直に受け止めてくれる人で良かった(T-T)



そして、ジュノはオク君にも近寄り、
爽やかに挨拶した


ジュノ「こんにちは、彼氏さん。二度めですね。」


オク「そうですね…」


その後、ジュノとオク君は、
挨拶以外に何か一言、話したようだった

でもそれは、
ユウコさんの無邪気な声でかき消されて、
私には聞こえなかった


ユウコ「じゃぁ、お嬢様またね~♪」



私は、
笑顔で手を振る助手席のユウコさんとオク君を
見送った


すると、
私の隣で車に向かい爽やかに手を振るジュノが、
笑いながら言った


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ジュノ「ククク(笑)……センセ…どうやったら、こんな状態になんの?」



「わかんないわよ……」(-_-;)




ジュノ「ハハハ!とりあえず感謝してよ!
俺また無償で演技したんだから♡」


「…ありがと。私今、ジュノが将来アカデミー賞とる姿が見えたよ…」


ジュノ「まぁ、修羅場とか慣れてるしな~♪」


やはり師匠…(-_-;)





ジュノ「あ、センセ、言っとくけど……
………多分…今、別れ道だぜ?」




え………?








※素敵なお写真お借りしました


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