OMStory 2 -54 (TY☆JH編)ーこんな私でー



「………お帰り。」

私は、喉に詰まった声を何とか絞りだした



オク「どうした?お嬢…なんか元気ない?」


「……ううん。」


オク「じゃぁ、おいでよ。」

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とオク君は笑顔で両手を広げた




久々の再会…胸に飛び込んむの、普通だよね

でも、一歩も動けない私



その時、今まで寂しそうにしてたオク猫が
彼の胸に飛びついた

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オク「なんだ~お前かよ(笑)
今のはお嬢にだぜ~」


にゃー♡


楽しそうに、甘えるオク猫を可愛がるオク君



私、
どうして、彼を疑ってしまうの……

好きになりすぎて
自分の心、コントロールできないよ……



オク「……ちぇー。せっかく帰って来たのにお嬢、嬉しくないの?」

オク猫に話すように、彼は言った



きっと今私はすごく困惑した顔をしてるんだ



「……怒ってるの。全然連絡くれなかったから……」

嘘じゃない…でも本当に聞きたいことでもない



オク「ごめん!でも、俺、マジで殺人的に忙しかったんだよ…」

両手を合わせて謝ってくれるオク君

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でも、私の表情の曇りはとれるわけがない


「…そう」


オク「何?まだ怒ってる?
……ちゃんと言えよ。」


今度は、彼は真っ直ぐに私を見つめた




そう、聞かなきゃいけないんだ

好きだから、

その気持ちにガンジガラメになって

いつも、負けてしまうから、いけないんだ




「…ゆ……ユウコさんと何か……仲良くしてたの?」


勇気を出して呟くと、
オク君はクククって笑った


オク「何?お嬢、妬いてるの??」


オク「ユウコとは、同僚だし仲良いのは当たり前。それに、ユウコに男できたってビッグニュース連絡しただろ?」



「……その、彼氏って……」



オク「はぁ?」


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オク君は、
私のバカみたいな質問の意味に気がつき
苛立ちながら答えた


オク「………ディビット!」


エ!外国人??


オク「大事な取引先の担当者で、ユウコが一目惚れ!ホント、仕事だけでも忙しいのに、あいつの恋の相談やら、色々大変だったんだぜ!?俺。」


思い出しながら、溜め息をつくオク君。


オク「しかし、まさかのユウコのハニートラップでディビットが恋に堕ちて、取引も上手く行ってさ…笑えたよ!」


そう言って、イケメン筋肉隆々なディビットが写っている集合写真を見せてくれるオク君。




……嘘じゃないよね
さっきの二人の声色に、不安になってしまったけど

信じなきゃ




「そうだったんだ…すごい…情熱的だね、ユウコさん…」



オク「あーあ。はー、しっかし疲れた!」


オク君は 荒々しく荷物を部屋に運び入れた


オク「それに!お嬢が、俺とユウコのこと、
そんな風に心配してた事の方が、もっと疲れたーーーー!!」


不機嫌な表情のまま、ベッドに倒れ込む彼

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「あ……ごめ…」

私が謝ろうとした言葉を遮って、彼は続けた


オク「もう、寝る!」

そう言って、ベッドにうつ伏せになってしまった




え……!
オク君、ごめんなさいって、言わせて!
私、彼氏を信じれないって、ホントに最低だって……分かってるのに。



そっと、オク君の近くに行き、
顔を覗きこんでみる


整った顔立ちの彼は、目を瞑って、
微動だにしない

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「眠っちゃったの?」



寝ていても…かっこいい。
こんな素敵な人…本当に私の彼氏?
私なんかで、釣り合えるの……?



私はオク君に触れたくて、
そっと髪に手を伸ばした



すると、その私の手は急に掴まれて、
引っ張っられた


「きゃっ!」



オク君は、同時に起き上がってて
いつの間にか、私は彼の胸の中だった


オク「ヘッヘー♪お嬢、捕まえた♪」


「ね、眠ってなかったの!?」


オク「ククッ、幾らなんでもそんなに早く寝ないよ~♪」


「(≧Д≦)ヒドイ、嘘つき!狸寝入り!」

彼に急に抱き締められて、恥ずかしくて、
また素直じゃない言葉。


オク「ハハハ♪罠にかかったな~!
お嬢が来ないからさ!」


ベッドに座って、私を抱き締めるオク君は、
私の髪に顔をうずめている


オク「…お嬢、シャンプーのいい匂いがする……」


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(≧Д≦)!!♡


そ、そりゃ、朝から気合い入れて珍しくお風呂入ってきたし…


「……朝、お風呂入るの好きなの…」



オク「ふーん……」


オク君……怒ってないの?



オク「……はぁ、ホントに疲れた…。
でも…ごめんな、心配させて…」


彼の心臓の音がトクントクンと聞こえる



「わ、私が悪いの!変に疑ったりして……ごめんなさい!」



オク「お嬢、別に悪くないよ。ただ、寂しかったんだろ……?」


なんで、こんなに優しいの………

オク君の胸が温かくて

居心地が良くて

泣きそう……


こんなにも弱くて情けない私を

どうして、認めてくれるの


こんな私でいいの




「…オクくん…寂しかった……」



私が素直に言うと、
彼は、お兄さんの様に、私の髪を撫でた


オク「よしよし。」


オク「……ハァ~。ヨシ!
なんか、元気でてきた。」


そう言って、少し体を離して、
真っ直ぐに私を見つめる彼


オク「お嬢……この後どうする?」



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「え?」


すると、オク君の顔がとても近くなって


え?
この後って??(≧Д≦)



ドギマギしている私を見て、
オク君はククッと笑った


オク「この後、飯でも行くかな~?って」


(≧Д≦)!!!!

「……いいよ。」



オク「あれ?なんか、お嬢…顔赤くない??」


「ないもん!」


オク「…なんか期待した??」


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「してないもん!!」

チューを期待しました……
きっと、疑った罰。
オク君の意地悪!(T^T)♡



オク「だって、お嬢…そろそろお腹鳴るだろ~?前も鳴ったし……ククク」


Σ( ̄□ ̄)!

「ヒドーイ(>o<)」


オク君思い出し笑いしてるし!(T-T)


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オク「ハハハ(笑)あ、お嬢、明日休み?」


「うん?」


オク「じゃー、今日はゆっくりできるな♪
ヨシ!飯行こう♪」


私と手を繋いで、立ち上がるオク君は、
車のキーを取りながら、続けてさらっと言った





オク「お嬢、今日は泊まってけよ~?」








※お写真お借りしました

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