OMStory 2 -60 (TY☆JH編)ー大切なものー



着信: ジュノ 01:17
ジュノ    01:39


私の携帯に着信があった事に気がついたのは、
オク君の用意してくれたcoffeeを飲みながら、
幸せを噛みしめている時だった


昨日の夜?しかもこんな深夜に??


ジュノからの電話、こんな夜になんて珍しい…
何かあったのかな?


少し不安に思ってかけ直したけど、ジュノは出なかった


オク君……この着信表示、見たかな…?
普通に机に置いてたし、見る気なくても、
二回も鳴ってたら…目に入るかも…


深夜に変だと思わなかったかな?


その時、何故かオク君への不安が頭をよぎった

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でも、さっきも優しかったし、見てても見てなくても、大丈夫よね?
実際、何も問題ないし。



私は、オク猫とちょっと遊んで、
散らかした彼の部屋を整理して、

オク君に『帰るね』ってメールだけして
部屋をあとにした





その日は、
オク君からもジュノからも返事はなかった


オク君メールしたのに……

ジュノ、なんの電話だったのよ!(-_-#)



今朝、オク君と一緒にいたのに、
夜に連絡がないだけで、寂しい……


ついこの前まで、遠距離に耐えれていたのに、
会っちゃうとこんなにも弱くなっちゃうんだ……


じーっと、携帯を見つめるけど、
鳴る気配はない


明日は大学…
ジュノに会ったら何の電話だったのか怒ってやろーっと!



オク君からメールがない寂しさの八つ当たり先を決めて、
その日は眠ることにしたの……





ーーーー翌朝ーーーー


メール:オク君オハヨー♡
昨日はありがとう。
今日からも仕事頑張ってね♡





ジュノ「センセ!オハヨー♪♪」

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不機嫌な私の元へ、上機嫌なジュノがやってきた。


「…」


ジュノ「あれ?センセ、機嫌悪いじゃん!?どーしたの??」


オク君から返信がないのよ!帰国したのに!
……余計に寂しい(>_<)


「………。あ、あの深夜の電話、何よ?
かけ直したのに。」


ジュノ「あー…、ゴメン。寝てた?」


「……デート中」


ジュノ「まじでっ♡彼氏さん帰ってきたんだ!
センセ良かったじゃん♪」


実際は熟睡してたけどね(-_-;)


ジュノはものすごーくニコニコしている


「で、何の電話だったの?それに……なんか機嫌いい?」


ジュノ「フッフッフ♪実はさ、センセ!
俺、…………舞台の仕事決まったんだ!」

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「え?」


ジュノ「あ、いつもの自主舞台じゃないぜ!
◯△監督演出のオペラ座の怪人!」


「えーー!それって、すごく有名な舞台じゃない!」


ジュノ「そー♪急遽、役者がケガで降板してしまって、その代役!脇役だけどな…この前の落ちたオーディションで審査員の一人だった監督が俺を気にいってくれたらしーんだ♡」


「す、すごいじゃない!」


ジュノ「センセにも伝えたくて、でも、本番近いし、今日からすぐに練習で……あ、センセ、彼氏と観に来てくれよ!」


「もちろん!」


ジュノは目をキラキラさせて、
夢への一歩を踏み出していた


こういう知らせが本当に嬉しい
芸術の世界で、
居場所を得られるって本当に稀だから


さっきまで、落ちてた気持ちが、
ジュノの知らせのおかげで、一転した


「ジュノ頑張って!絶対観にいくからね!」




オク君と二人で観にいこう、そう思った




自分の好きな演劇論の研究だけじゃなくて

こーいう学生との交流が

講師としての私の大切なもの



まぁ、ジュノは若干馴れ馴れしいし、友達みたいだけど

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その夜、幸せな気分でオク君に電話をして、
3週間後のジュノの公演を観にいく約束をした



オク「公演は…行けるよ。そいつ、ヤッパリすごいな(笑)あ……お嬢、しばらく俺すっげー忙しくなりそーなんだ……これからあまり時間とれないから……ゴメンな。」

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※お写真お借りしました

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