OMStory 2 -64 (TY☆JH編)ー切ない歌ー



最近、世間では『Jun.k』というSINGER が
流行っているらしい


そう言えば、ジュノのオペラ座の初舞台の日、
近くで『Jun.k』の初コンサートがあるとかで……
帰りに一人で電車に乗った時、女子で満員だった




街の至る所に『Jun.k』のBGMが流れていて



切ない


すごく切ない優しい曲で


今の私には


苦しいくらい



あの日から、もう

何日も
何日も経っているのに……





休日…
リビングへ行こうとすると
応接室から、父に挨拶をしている、
聞き覚えのある声がした


バタンッ

ユウコ「失礼しました!」


「……あ…」


ユウコさんは私に気がついて
ユウコ「きゃーお嬢様♪お久しぶりです!」


「あ、こんにちは……お仕事ですか?」


ユウコ「はい!ロスに転勤になったのでその件で♪」


「………大変ですね」


ユウコ「あっ!!オクを追っかけてとかじゃないですからね!」


「へ?…別にそんな事言ってませんけど……」


……そーいえば、ユウコさんとオク君の仲を疑ったこともあったな……

もう、どっちでもいーけど…



ユウコ「あはっ!そーですよね(笑)
前にオクが、お嬢様が妬いてるってノロケたから、
あはは!」


「…………」


ユウコ「………あの、もしかして…お二人上手くいってないとか?あ、余計なお世話ですよね(笑)」


「……お気遣いなく……もう、別れましたから。」

私はユウコさんの前を通り過ぎようとした



ユウコ「あー!!やっぱり!お嬢様、今時間ありますか??」


「…え、はい…休みなので」


ユウコ「ランチ、行きましょっ!」


「え??」


私は突然の誘いに驚いている間に、
あれよあれよとユウコさんに連れ出されてしまった


気さくだ

しかし強引だ



そんなに知らない彼女に
これから
オク君との別れを詮索されるのかと思うと憂鬱


そう。
まだ
この傷は癒えてないから…




ーーーーin カフェ


ユウコさんに強引に連れて来られのは、
オク君が前に住んでいたマンションの近くのカフェだった

そこは、ピアノの生演奏のBGMが流れていて……
切ない『Jun.k』の曲だった



よりによって、
なんでオク君のマンションの近くなのよ……



ユウコ「ここ、夜はバーだけど、お昼のカフェタイムのランチもいけるんですよ♪」


「……へぇ……よく来るんですか?」


ユウコ「あ、オクの行きつけですよ!よくここで、仕事のケンカしました(笑)」


「……そうなんだ………全然知らなかった…」

私、オク君のこと本当に知らなかったんだ……



ユウコ「あ!お嬢様、なんか勘違いしてる??
オクにとってお嬢様って特別だったから、連れて来なかったんだと思うよ?」


「いいですよ。今更、そんな……」


ユウコ「ううん!だって、オク、仕事でもないのに一生懸命ドライブの雑誌とか、流行りのお店とか、難しい顔して調べてたもん!」


ユウコさんは眉間にシワを寄せて、
オク君のものまねをしている


「ぷっ(笑)……なんか、オク君のそんな姿って意外…」


ユウコ「そうなの!
なんでも器用なオクがさぁ(笑)
……お嬢様の事、本当に大事に思ってたよ、アイツ」



ユウコさんの言葉で

忘れようとしていた、オク君の笑顔が

思い出されて

目頭が熱くなる


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ユウコ「あ!お嬢様、このパスタランチセットがお勧め♡これ2つ下さ~い♪」


ユウコさん、
強引で空気の読めない人かと
思っちゃったけど

彼女は私を元気付けようと
してくれてるんだ

ふと、そう感じた



ユウコ「お嬢様、ちょっと私の恋話聞いてくれます?」


「……いいよ。ディビットでしょ?」



ユウコ「きゃっ♡」






※お写真お借りしました
※明けましておめでとうごさいます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。^_^

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