OMStory 2 -66 (TY☆JH編)ー 別れの日 オクsideー






もう何週間前だったかな、、?
俺はお嬢と別れたんだ




自分でも…上出来だったと思う


泣きじゃくるお嬢を、
何度抱きしめたいと思ったか


全部捨てて俺について来てほしいって
何度言いそうになったか



でも、そんな俺の身勝手な想い、
飲み込めて良かった



言ってしまったら、
お嬢は、きっと悩む

別れる事より、苦しむと思う



彼女には彼女らしくいてほしい



彼女になら、俺よりもっといい男が現れるだろう

そして結婚して、子供を産んで、
きっと俺が帰国する頃には、
彼女はそんな幸せの中にいるだろう



だけど、もしも、5年後また出会えたら………




なんて、馬鹿な事考えながら、

あの日、俺は振り返らずに、

彼女と別れたんだ



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お嬢と別れた日の帰り道………………………………



携帯に着信があった

運転中だけど、お嬢かと思って急いで確認した


「……ユウコか…。」

振ったばかりの彼女から、電話なんてあるはずもないのに……馬鹿だな、俺。


「…おう。」


ユウコ「わぉ!不機嫌!」


「……なんか用か?」


ユウコ「用だから電話してんじゃん!
私、スッゴい企画思いついたの♪
これ通れば、担当者としてロス赴任間違いなしよ!
オクの意見聞きたいの!」



「……あ~。やる気だな。まだ会社か?」


ユウコ「当たり前じゃん!すぐ来てよ!」


「…お前、俺の予定考慮しろよ…」


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ユウコ「何?ヒマあるから電話でてんでしょ?」


「……俺、今飲みたいから、いつものBarならいいぜ。」


ユウコ「…珍しいじゃん、何かあった?」


「………」


ユウコ「うーん……面倒そうだけど聞いてやる!
どーしたの?」


「面倒って、お前!俺は何度も何度もディビットの相談のっただろーが!おかげで寝不足だったぞ!」


ユウコ「あはっ♡
そのご恩は必ずお返し致します、支社長♡………で?」



普通俺は辛い事なんか、人に相談しない

自分で解決する



でもなんでか、今は
泣きじゃくるお嬢の顔が頭から離れなくて……

判断が鈍る



「俺、今日…昔好きだった女に過去形で告白されてさ~」


ユウコ「ぷっ(笑)それって振られてるじゃん!」


「うるせー!それで、さっき、今好きな女と別れてきた……」


ユウコ「……………へぇ~。
で、どっちが飲みたい理由なの?」


「……そりゃ、愚問だろ。」


ユウコ「そっかー、可哀想ー。
こんな時は仕事に打ち込め♪」


「お前、全然同情してねーだろ!ムカツク!
企画、読んでやるから、今日奢れよ!」


ユウコ「OK♪交渉成立♡」



そうだな、仕事に打ち込もう


ユウコは口は悪いけど、いい同僚だ

あいつなりに、俺を励ましてるつもりだ


どうせ俺が
前に進むには、仕事しかないだろーからな






情けない



なんで
俺から別れるって決めたのに



お嬢、
まだ泣いてるのかな



なんで
こんなにも会いたいんだ


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※お写真お借りしました
※『昔好きだった女に告白された』というシーンは、前作の長編JK☆TY編OMStory の50話に出てきます。

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