OMStory 2 -67 (TY☆JH編)ー 愛した人 ジュノsideー



ジュノ「あー疲れた……。」



俺は、あの公演をキッカケに監督に認められ、
まだ脇役ではあるが、
立て続けにいい舞台の仕事がもらえている 


今日も一日中稽古でクタクタだけど…  

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卒論しねーと間に合わないから、
疲れた体に鞭打って、研究室にやってきた  





ガチャン


ジュノ「さすがにこんな深夜誰も来てねーよな…」






電気をつけると、
机を枕にぐっすり眠っているセンセがいた


俺はビックリして思わず大きな声を出した


ジュノ「センセ!」


「う……うぅん……ふぁあ~」

センセは気持ちよさそーに欠伸をする


「あ、ジュノ。遅い( ̄^ ̄)」

そして少しふてくされた顔をする


ジュノ「はぁ?遅いって…俺を待ってたの?」


「まあね♪」


あれ?今日は素直じゃん?   
  

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ジュノ「じゃぁ、電話しろよー。そんなに俺に会いたかったの?」


「そう♡ジュノ師匠に相談したくて……その前に頭整理しよーと考えてたら、寝ちゃてたみたい」


ジュノ「はぁ?なんだそれ(笑)
全然気楽そーな悩みじゃん!」


「そんな事ないよ!真剣な、恋の悩みなんだから!」


ジュノ「恋?………ふーん。じゃ、センセ、聞いてやるから卒論チャラにしてくれる?♡」


「……それは、無理!」


ジュノ「じゃ、俺忙しーーーーーーーーーーーから、
聞く時間なーい」


俺は、ソッポ向いた

センセ、悩んでる顔してねーし。
むしろ……決めた事、聞いてほしー感じ?  


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「じゃ、じゃあ!卒論提出前に見てあげるから!
アドバイスする!」


ジュノ「………プラス、マックのおごり。」


「OK♪」


センセ、相変わらず、必死で可愛いー(笑)
どーせ、元彼の事だろ?


ジュノ「で、何?新しく好きな男でも現れた?
もしくは、俺に惚れたとか?♪」


「……なんか、今日スッゴくたくましい女子とランチしたの…」


ジュノ「はぁ?」

おーい、無視かよー!


「その子ね、恋の為に、夢とか目標とか捨てて、
外国に行くんだって……」


ジュノ「へぇ~」


「有り得ないでしょ?でも、スゴくない?」


センセ、目キラキラしてるし(笑)
そんなに好きか、元彼の事。


ジュノ「バカだな、その行動。」


「……やっぱりそうだよね…」


明らかにシュンとした!

わっかりやすー(笑)
分かったよ、後押ししてやるよ、センセ。   


ジュノ「でも、その人にとっては、正解だろ?」


「え?」


だから、期待の目をするなって(笑)


ジュノ「ぷっ(笑)」


「な、何?なんで笑うの??」


ジュノ「いや、ごめん(笑)なんでもない(笑)」


真面目に話してやるか……      


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ジュノ「実は俺も、好きな女諦めた事があるんだ。」


「え?」


ジュノ「お行儀良く、あっさり別れてさ~後悔して会いに行ったら、もう引っ越して連絡とれなくなってた……」


「ええっ」


うわっ、センセ目潤んでるし!


ジュノ「あ!でも、お互い二股だったし、しょーがなかったんだぜ!」


「え!Σ( ̄□ ̄)!今、ジュノ、辛かったんだって…泣きそうになったのに…二股はダメだよ(怒)」


ジュノ「……いーじゃん、俺の事だし。ってか、センセ続き聞けよ!」


「あ、はい」


ジュノ「で、未練あるのに、想いを消化出来ずに別れたから、今でも忘れられなんだ。」


そう。自分で分かってるんだ……


ジュノ「いつも新しい彼女と上手くいかないのも、
俺がこんなんだからなんだ……。
だ・か・ら!くいは残さねー方がいいし……
その恋の為に海外行くってのも正解って訳。」


俺が話終わって、センセを見ると…
センセは滝のように涙を流していた


ジュノ「え!センセ、な、なんで泣く??!」


「だっでぇ~!ジュノ、やっぱりその人の事愛してたんだって、辛いねえええーん。」


ジュノ「わ、分かった!センセありがとう!
俺、今は元気だから、泣きやんでって!」


「う、ヴーん」


ほんと、センセ、見た目はクールなのに、
このギャップ(笑)



愛してた…っか

人に言われると不思議だな

そーだったんだろーか…

もう、わからねーよ……       


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ただ、センセのせいで
今も彼女を思い出してしまう


ただ…
今も胸が痛い


これは、センセには秘密にしておこう




ジュノ「なぁ、だからセンセも、自分が選んだ道なら正解だって!」



俺はこーして、
恋には臆病だったのに、
少し強くなったセンセの背中を押したんだ







※お写真お借りしました

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