OMStory 2 -70 (TY☆JH編)ー憧れの男③ ユウコsideー



あームカツク!
なんであの案が通らないかな!

オクだったら、絶対分かってくれるのに!



オクと仕事の話をしたくて、
私はアイツの行きつけのBarに行った


入り口の窓越しに、
オクがカウンターで飲む姿が見えた


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やっぱり来てるじゃん♪


「……あ。」


入ろうとした時、オクの隣に女子が座っていることに気がついた


声をかけようと思ったけど
その女子があまりにも嬉しそうに笑っていたので…………躊躇した


確か部下の一ノ瀬さんだっけ?
ふーん……
オクの好きそーなタイプだね…



すると、後ろから声をかけられた


「お客さん、入らないんですか?」


それは、このお店のピアニストさんだった

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「あ……、今日はやめときます」


J「えーー、これから僕の演奏だから聴いていって下さいっ♡」


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い、イケメン!近くで見るとこんなに魅力的な人だったんだ
……だからか、今日は女子のお客が多いよね


「い、いや!そこに知り合いが来てて…可愛いお連れさんがいるし、お邪魔だろーし。ほんと今日は…」

私はオク達の方に目をやった


ピアニストさんもそちらをチラッと見た

J「そうですか!………恋する人は可愛いですね。」


「え?」


J「だから、お客さんも可愛いですよ!
また、来て下さいね♡」

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「アハハ♪………はい。」


可愛いだって。
ピアニストなのに接客上手じゃん。

恋する人って……私も?
勘違いされてる~(笑)
恋なんて……ね




月曜日、会社に行くと
『オクがお見合いをした』なんて変な噂が流れていた



そして昼休み、休憩スペースでたまたまオクを見かけた


「お疲れ!」

そう言って、缶コーヒーを渡す私


オク「おっ♪サンキュ。」



オクは珍しく情報雑誌なんかを真剣に読んでる


「……何見てんの?」

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オク「あーー……ちょっとな。……………なぁ、女ってどんな所にデート行きたいもんなんだ?」


「はぁ!?」

オクが発した言葉があまりにも珍しすぎて、
私はコーヒーを吹き出した


オク「うわっ!汚ねーな!そこまで驚くなよ!」


「だって!デート?オク!なにその質問!(笑)」


オク「……はー!お前に聞いた俺が悪かったよ!」

オクは少し気恥ずかしそうに、怒った


「ごめん!ごめん(笑)…あ、好きな男が連れてくとこなら、どこでもいーっしょ?」


オク「…そーいうもんか?」


「……う、多分…。」


オクが、女の事で私に質問するなんて……初めてだ……


「ねー♪一ノ瀬ちゃんとデートするんでしょ?
フッフッフ(笑)」


私のその言葉に、オクは驚いたのか目を丸くした


オク「な、なんで一ノ瀬がでてくるんだよ?」


「図星でしょ?金曜日の夜、たまたま二人を見かけたの♪新しい彼女?」


オク「あ~、違う。一ノ瀬とは付き合ってなんかないし……デートに行くのは社長のお嬢様となんだ。
ほら!だから、ちょっと緊張するだろ?(笑)」


「へ?……へ?どーいうこと??
ま、まさかお見合いの噂、マジ?
オク、権力に巻かれるの?!」

……あの夜、あんなにいい雰囲気だったのに?


オク「ぷっ(笑)権力って、俺そーいうの嫌いなの知ってるだろ?」


「じゃぁ、なんで…?」


オク「あ、見合いはしてさ……なんかお互いの事何も知らないのに断るのも変だなって思ったら…」


「思ったら?」


オク「……お前、興味持ちすぎ…」


「いーから!続き!」


オク「…お嬢様って、クールな美人って感じなんだけど、意外とすごい素直っていうか…裏表なくて、可愛い人でさ…」


「で??」


オク「以前一回会った時から俺に好感持ってくれてたらしくて……それ聞いたら……なんか、、付き合ってくれって言っちまったんだよなぁ。」

オクは照れくさそうに笑った

オクが仕事の話以外で、
こんなにも楽しそうな顔をするのは、初めて見た



「……へーーーーーぇ。
…………でも、一ノ瀬ちゃんどーすんのよ?」


オク「は?だからなんで一ノ瀬が出てくるんだよ。
あれは仕事の悩み聞いてただけだし。」

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ほら、出た鈍感!
絶対あの子、あんたに惚れてるのに!
……もしくは気付かないフリ?
……別にどっちでもいーけど…


「そっかーー。ま、結果、逆玉の輿じゃん♪
社長になったら、私を常務くらいには引っ張ってよね~♪」


オク「お前!人の話聞いてねーだろ…。
見合いで出会ったって言っても、まだ、結婚とかそんなんじゃないし。」


……『まだ』……ね


「アハハ♪確かに!そんな美人で素直な社長令嬢なんて、オクが振られる確率高そうだもん!」


オク「うるせー!」


「アハハ♪」




その日の仕事帰り…………

私は一ノ瀬さんと会社を出る時間が偶然同じだった
彼女は今にも泣いてしまいそうな表情だった

直接面識ないから、さすがの私も声はかけれなかったけど

なんだか慰めてあげたくなった



新しい彼女が、一ノ瀬さんだったら、
納得いったのに


何故だろう
何故か私はソワソワしていた


私の意識に反して
何故か
友達を取られてしまうよーな
変な不安に襲われていたの






※お写真お借りしました
*オク君と一ノ瀬さんのデート場面は
前作のOMStory JK×TK編の4話くらいから描かれています。前作は一ノ瀬さんが主人公です。前作の初旬は1話がすごく短いので、サクサク読めます^_^

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