OMStory 2 -72 (TY☆JH編)ー最終話ー




私は、貯まった有給を全部使って、

ロスに向かった



ユウコさんの好意のおかげで、英語を話せない私も
なんとか、今、
オク君が住んでいるロスのアパートの前にいる



………って、どうしよ…

ユウコさん、彼氏に会いに行っちゃったし…


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いきなり、オク君に会うの?
ビックリするよね……
ってか、もう別れた彼女だし……重い?
ストーカーって思われたら嫌だな
いや、彼はそんな事思う人じゃないけど……


えーい!
ここまで来たんだ!




私は思い切って、オク君の部屋のベルを鳴らした



でも、応答はなかった



「……休日だから出掛けてるのかな」



会いたくて、ドキドキしてた反面

留守だった事に、少し安堵した






雪、積もってるし……寒い


雪だるまなんか作りながら、時間を潰したけど、
寒すぎるので、カフェにでも入ることにした





……………一時間後……オクside


オク猫『Nyaa~♪』


オク「お、なんかお前、もう街に馴染んだな(笑)」


俺はオク猫を抱きながら、
買い出しからアパートに戻ってきた

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『にゃ!』

オク猫が何かを見つけて、俺から飛び降りた



そこには、オク猫ソックリな雪だるまがあった

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オク「ははっ。お前に似てるなぁ~」

近所の子供が作ったのかな?



「プルルル プルルル」
ユウコからの着信だ


オク「おう!ロスに着いたか?」


ユウコ『はぁ?何言ってんの?もーとっくに着いてるし。ちゃんと私に感謝してよ~!』


オク「はぁ?何言ってんだ、お前こそ?』


ユウコ『なによ!せっかく今からディビットと4人でご飯行こーと思って電話したのに!』


オク「何?4人って後誰くんの?」


ユウコ『えっ!もしかして、振ったの?』


オク「はぁ?意味分からん!」


ユウコ『………え!え!もしかして、まだ会えてないの!?お嬢様と!』


オク「……お嬢?……なんで?」


ユウコ『私と一緒に来たのよ!お嬢様!大分前に、オクのアパートの前で別れたの!』



一瞬ユウコが冗談言ってるのかとも思ったけど

ふと、オク猫の雪だるまが目に入った



オク「………お嬢、携帯持っないのか?」

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ユウコ『海外プランにする時間なかったって言ってたから……お嬢様英語苦手らしいから、近くにいるんじゃぁ…?」


オク「…ああ、探してみるよ。」


ユウコ『私達もそっち行くね!』





……………そこから二時間後……


寒い!

寒い!さむーい!



当たり前だけど
カフェも外国人ばかりで
落ち着かないよーーーと思って



カフェを出て、街をウロウロしていたら、見事に道に迷って

散々雪道を歩き周り

なんとか奇跡的に奥君のアパートにたどり着いた

そして、オク君の部屋のインターホンを鳴らしたけど……やっぱり留守!

もう嫌!



「寒い……」



泣きそうになっていると
背後から猫の鳴き声が聞こえてきた

『Nyaa♡』


振り返ると……そこには雪だるまの隣にオク猫が!

「お、オク猫ちゃんーーーーー♡会いたかったよー♡♡」

オク猫は私に飛びつく
私は涙目で抱きしめる

辺りを見回したけど、オク君はいなかった

「ふふっ。感動の再会は君だけだね」

『にゃっ♡』

「でも、すごく嬉しいよ♪」

『にゃ、にゃ♪』
オク猫が雪だるまの方を向く

そこには、オク猫そっくりの雪だるまが一つ増えていて
仲良く二匹並んでいた

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あ………
オク君だ


一度、帰ってきてたんだ


………会いたい



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「オク猫ちゃん、ご主人様は?」

『にゃーーん』

「私、オク君に会いに来たんだ。」

『にゃん?』

「どうしても伝えたい事があってね」

『にゃんっ』





そう、伝えたいの


今度会えたら


ただ、伝えたい


素直な気持ちを


「オク猫ちゃん、ちょっと練習…聞いてくれる?」

『にゃ』








オク猫と雪だるまの前にうずくまっていると
遠くから
猫ちゃんを呼ぶ声が聞こえた



そう、大好きな声




私が立ち上がり振り返ると




その声は、私の名前を呼んだ



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過去も

未来も

不安も

色々な足枷は関係ない








今から私は






今の気持ちを伝えるの

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そう

ただ






オク君


もっとあなたの


そばにいたいって








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ーーーENDーーー




※素敵なお写真お借りしました。ありがとうございます。
※また長編をご愛読くださいました皆様もありがとうございます!最後の台詞は、タイトルO.M.Sの頭文字で作ってみました(笑)

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